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エギングで釣れない…心折れたらタックルそのままで「根魚」に癒やされよう!【6月のボウズ逃れ】

釣り理論・知識

エギングで全くアタリがなく、心が折れそうになっていませんか?
そんな時はエギングタックルをそのまま使い、「根魚(ロックフィッシュ)」に癒やしてもらうのが一番の解決策です。

そもそもエギングは「釣れない時間」が非常に長い、ストイックな釣りになります。シャクれども海からの反応はなく、ただ腕だけが疲れていく……。このような状況が続けば、誰だって釣り自体が嫌になってしまうものです。

ここでは、今あなたが手にしているタックルを活かし、カサゴやハタなどを手軽に狙ってボウズを逃れる方法を解説します。わざわざ別の竿を用意する必要はありません。エギを外してスナップ直結の手軽な仕掛けやルアーに付け替えるだけで、確実な魚の引きを味わえます。釣れないストレスから解放されて、最高の気晴らしをしましょう。

【ちょっと執筆者ナバの独り言】

当サイトのライターK8さんは、重度のマイクロゲーム・根魚ゲーム狂いです。
いつも小物ばかり狙って私に「おい、エギングは?」等と突っ込まれます。

さて今回私は、エギングから坊主逃れで根魚を狙う記事を書いていますが、やれやれK8さんに何と言われるやら・・・。K8さんの「人となり」や「若干の狂人性」が見える記事は、彼の釣行記やコラムの一覧を是非どうぞ。

では気を取り直して、続きをどうぞ。

6月のエギングは心が折れる?釣れない時は根魚狙いにシフトしよう

イラスト。エギングで釣れなくて心が折れている様子。

6月のエギングで釣果が出ない時は、イカに固執せず思い切って根魚狙いへシフトすることをおすすめします。

なぜなら、6月はデカイカが狙える一方で、一年の中でもエギングの難易度が極めて高いシビアな時期にあたるためです。

この時期の海には、春の産卵期から生き残っている警戒心の強い親イカが潜んでいます。釣れればキロアップも珍しくなく、ロマン溢れる巨大なアオリイカに出会えるチャンスがあるのは間違いありません。しかし、その分海の中にいる個体数自体が少なく、生き抜いてきた賢いイカはエギを見切る能力も非常に高くなっています。

そのため、そう簡単にはエギを抱いてくれません。朝マズメから一日中シャクリ続けてもノーバイトという残酷な結果も日常茶飯事です。
釣れない時間が何時間も続けば、次第に集中力も途切れ、シャクリの動作も雑になり、さらにイカが遠のく悪循環に陥ります。げんなりして、釣り場に立つことすら辛くなることもあるはずです。

だからこそ、心が折れそうな時は無理をしてシャクリ続ける必要はありません。
確実に魚の反応を得られる根魚釣りに切り替えてみてください。カサゴなどは目の前に落ちてきたものへ素直に反応するため、すぐに小気味よい引きを味わえます。

釣れないストレスをリセットし、再びイカを狙うための活力を取り戻す最高の気晴らしになるはずです。

実はエギングロッドは根魚釣りに最適な万能竿!

実は、エギングロッドは根魚釣りにおいて非常に優秀な万能竿として活躍します。

根魚釣りに不可欠な「感度」と「パワー」の両方を、高いレベルで兼ね備えているからです。

ロックフィッシュゲームは、海底の岩や海藻などの障害物(根)の周りをタイトに狙う釣りです。そのため、まずは仕掛けが底に着いた感覚や、地形の変化を正確に読み取る感度が求められます。
エギングロッドは海中のエギの繊細な動きを把握するために適度な張りを持たせて作られており、ボトムの状況が手に取るようにわかります。

さらに、根魚はルアーを食うと瞬時に岩の隙間へ潜り込もうとします。エギングロッド(ML〜Mクラスを中心に、強めならMHクラス)の強靭なバットパワーがあれば、根に潜られる前に強引に引き剥がすことが可能です。
わざわざ専用ロッドを用意しなくても、今手にしている竿がそのまま根魚を攻略する頼もしい武器に変わります。

エギングタックルそのまま!おすすめの根魚用ルアー&仕掛け4選

イラスト。根魚狙いにシフトして前向きな表情のアングラー。

大掛かりな仕掛けの変更は、エギングへの復帰を邪魔するため避けるべきです。

根魚狙いへのシフトは、あくまでエギング中の気晴らしに過ぎません。リーダーを何メートルも結び直したり、複雑な仕掛けを一から組んだりするのは非常に手間がかかります。手返しが悪くなると、いざイカの時合いが来た時に素早く元の釣りに戻れなくなってしまいます。

そこで、エギを外してスナップに直接付けるだけ、あるいは簡単に結び直すだけで済む手軽な仕掛けを4つ紹介します。釣り場の地形やその時の状況に合わせて、一番使いやすいものを選んでみてください。

①エギスナップに付けるだけ!超お手軽な「直リグ(ゼロダン)」

直リグ(スナップにナス型オモリとオフセットフックを通している)

最もおすすめしたいのが、リーダーを切らずにそのまま流用できる「直リグ(ゼロダン)」です。

仕掛けの作成が圧倒的に早く、根がかりにも強い構造をしているからです。作り方は極めて簡単で、エギングで使っているエギスナップに、市販のナス型オモリ(3〜4号程度)と管付き針を直接通してスナップを閉じるだけで完成します。

オモリが下、針が上を向く姿勢になるため、岩の隙間に仕掛けが落ち込んでも針が引っかかりにくく、スムーズに底を探ることができます。リーダーの結び直しが一切不要なので、時合いを逃したくないエギンガーにとって最強の気晴らしリグとして重宝するはずです。

ワームもエサも、なんなら空針でも釣れる!?

直リグの強みは、付けるエサやルアーを選ばない自由度の高さにあります。

管付き針には、カサゴが好む甲殻類系のワームを刺しても良いですし、スーパーで買えるサバの切り身やイカのゲソなどを付ければエサ釣りとして釣果が飛躍的にアップします。さらに、魚の活性が高い日であれば、ナス型オモリや針そのものに興味を示し、何も付けていない空針(すっぴん)の状態で食ってくることすらあります。

難しく考えず、手元にあるものを付けて落とすだけで楽しめるのが直リグ最大の魅力です。

【実釣!】エギングタックルに直リグで夢ある釣果

筆者の私が普段よく行くエギングフィールドは激スレの関東のショアエリアです。

エギング自体難しい釣りの1つだと思いますが、更にスレにスレた激渋の関東のフィールドでは、エギングに行ってイカのアタリすらない、なんてことはザラです。

その日は6月の某日でした(今年の話ではありませんが)。

場所は神奈川某所の磯。渋いフィールドなのは分かっていたので、本来であれば光量変化のあるマヅメや、警戒の薄まる夜が望ましいのですが、その日はスケジュールの関係で致し方なくデイエギング釣行です。

やはり厳しいエリアの厳しい時間帯。アタリも無く時間だけが過ぎていきます。でもボウズは嫌だし、何か美味しい海産物は持って帰りたい・・・と言うことで、『直リグ』の出番です。

この磯にはカサゴがいることも分かっていましたし、オフセットフックで直リグを組んで(まあ、ただスナップに通すだけなんですが笑)、エコギア「バグアンツ」を装着。

エコギア「バグアンツ ホットオレンジフラッシュ」

投げること一投目・・・岩場を根がかりに気を付けながらぴょこぴょこ動かして引いてきます。少し動かしていたら、ズドンッ!

カサゴ狙いにしては充分過ぎる程のパワーを持つエギングタックルでも、竿が良く曲がります。暴れながらよく引いて、あがってきたのは・・・

釣果の34cmのカサゴ

ドーン

何と、34cm。ゆうゆう尺超えのカサゴでした。

難しいエギングの最中に心が折れかけても、カサゴちゃんはいてくれれば割と簡単に釣れてくれます。しかも、尺超えも狙えるとなると夢も広がりますよね!
是非、皆さんのタックルボックスにも「ナス型オモリ」と「バグアンツ等の根魚狙いワーム」を常備しましょう!

②根がかりが厳しい磯場には「ダウンショットリグ」

起伏が激しい磯場やゴロタ浜で釣りをする場合は、「ダウンショットリグ」が活躍します。

ダウンショットリグ図解イラスト

オモリと針の位置が離れており、直リグ以上に根がかりを回避できる構造になっているためです。ラインの先端にオモリを結び、その10〜20cm上のラインへ直接針を結びつける形をとります。これなら仮に下のオモリが岩の隙間に挟まってしまっても、上にある針やワームは根がかりの連鎖から逃れられます。
また、オモリが底にある状態でもワームは少し浮いた位置でフワフワと自然に漂うため、警戒心の強いハタ類などにも強烈なアピールが可能です。少し結び直す手間はかかりますが、険しい地形を攻略する上では欠かせない仕掛けとなります。

ナス型オモリは、直リグにもダウンショットリグにも使用でき、また、小さめの物も持っておくとエギと一緒にスナップに通すことでエギシンカーとして代用することも可能です。お持ちでない方は是非タックルボックスに重さの違うナス型オモリをいくつか忍ばせることをオススメします!

③スナップ直結で広範囲を探る!「軽めのメタルジグ(10〜20g)」

ワームやエサを用意することすら面倒な時は、10g〜20g程度の「軽めのメタルジグ」を結んでみてください。

エギングロッドの反発力を活かして遠投でき、広範囲の根魚をスピーディーに探ることができるからです。エギスナップにそのままメタルジグを取り付け、沖のブレイク(駆け上がり)や隠れたシモリ(沈み根)を狙い撃ちします。金属特有のフラッシング(光の反射)効果が、物陰に潜む根魚の捕食本能を刺激し、リアクションバイト(反射食い)を強烈に誘発します。エギングのシャクリに近い感覚で操作でき、動作の違和感なく手軽にルアーチェンジできる点も大きなメリットです。

ちなみにですが筆者の個人的なオススメジグは、ジャッカルの「ビッグバッカージグ」の10gまたは15gです。

筆者の小物入れ(ルアーケース)の上にビッグバッカーの40gと15gが置かれている

写真右側のビッグバッカージグが筆者の使用している15gです。このジグは急に沸いた小型青物も「投げてタダ巻き」でばっちり結果を出してくれますし、エギング時の持ち物としては「根魚、青物両対応の便利なサイドアーム」として働きます。
磯場での根魚狙いがメインの場合は、根がかりに考慮してリアのトレブルフックは外しておくことをおすすめします。

④タックルパワーに合わせた「ジグヘッド+ワーム」

ライトロックフィッシュの王道である「ジグヘッド+ワーム」も、手軽に根魚を狙える有効な選択肢です。

ただし、エギングタックルで扱う場合は、10g〜15g程度の少し重めのジグヘッドを選ぶことが重要になります。一般的な3g〜7gの軽量ジグヘッドでは、エギングロッドの硬さに負けてしまい、底を取る感覚が極端に分かりにくくなってしまいます。

普段使っている3号〜3.5号のエギに近い重さを選ぶことで、キャストフィールを損なわず快適にボトムを攻略できるのです。市販のシャッドテールワームやクロー系ワームがセットされたジグヘッドをバッグに常備しておけば、スナップに繋ぐだけで即座にロックフィッシュを狙えます。

エギングタックルで根魚を釣る!基本の釣り方・アクション

イラスト。根魚の釣り方を提案する女性アングラー。

仕掛けを準備したら、次はエギングから頭を切り替えて根魚向けのアクションを実践していきましょう。

根魚はイカとは全く異なる動きでルアーに反応します。中層で抱かせることも多々あるエギングとは違い、徹底的に「底(ボトム)」を意識することが釣果を伸ばす最大の鍵です。ここでは、各仕掛けのポテンシャルを引き出す具体的な釣り方と操作方法を解説します。

まずはしっかりボトム(底)を取るのが大前提

どの仕掛けを使う場合でも、まずは必ず仕掛けを海の底まで沈め、着底を確認してください。

カサゴやハタなどの根魚は、海底の岩陰や海藻の中に潜み、上から落ちてくる獲物を待ち構えている習性があるためです。キャスト後、ラインの放出が止まったり、手元にトンッという感触が伝わったりした瞬間が着底の合図となります。このボトムを正確に把握する作業を怠ると、根魚の目の前にルアーを届けることができません。底を取ったらすぐに次のアクションへ移り、常に仕掛けが海底付近にある状態をキープしましょう。

リフト&フォール(直リグ・メタルジグに有効)

直リグやメタルジグを使う際は、「リフト&フォール」のアクションが非常に有効です。

エギングのシャクリに近い動作で、かつ根魚の視界にルアーをしっかりアピールできるからです。着底後、ロッドをスッと上に持ち上げて仕掛けを底から浮かせ(リフト)、そのまま再び底まで沈めます(フォール)。

根魚は落ちていくものに対して強い興味を示すため、仕掛けがヒラヒラと落ちていくフォール中や、着底した直後にアタリが集中します。エギングの様なシャープなシャクリではなく、優しくフワッと持ち上げるイメージで操作するのがポイントです。

シェイク&ステイ(ダウンショットリグに有効)

ダウンショットリグを使う時は、「シェイク&ステイ」で一点をネチネチと攻めるのが効果的です。

オモリを底に着けたままワームだけを動かすことで、同じ場所で長くアピールし続けられるからです。着底後、ラインを軽く張ったり緩めたりを繰り返して、竿先を小刻みに震わせます(シェイク)。数秒シェイクしたらピタッと動きを止め(ステイ)、魚がワームを食い込む間(ま)を作ります。

警戒心の強い魚も、目の前で怪しく震えるワームの誘惑には勝てず、ステイの瞬間に思わず口を使ってしまうのです。

ズル引き&ステイ(全般に有効)

仕掛けの種類を問わず、最も簡単で基本となるのが「ズル引き&ステイ」です。

常に底を感じながら引いてくるため、ボトムの地形変化や魚の居場所を的確に把握できるメリットがあります。着底後、リールをゆっくり一定の速度で巻くか、ロッドをゆっくり横にサビいて仕掛けを海底に這わせます。

ゴツゴツと岩に当たる感触があれば、そこがまさに根魚の潜むポイントです。障害物に当たったら数秒間動きを止め、食わせるタイミングを与えます。初心者でも底を取りやすく、確実な釣果が期待できる万能なアクションと言えます。

気晴らしのはずが本末転倒?タックル流用の注意点

イラスト。ロッドが限界を迎えている様子。

手軽なタックル流用ですが、根魚釣りならではの注意点も存在します。

これらを怠ると、大切なエギングタックルを痛めたり、いざイカを狙う時に思わぬトラブルに見舞われたりする危険性があります。せっかくの気晴らしで後悔しないために、以下のポイントを必ず守るようにしてください。

根ズレによるリーダーの傷に注意

最も警戒すべきは、岩礁帯との接触(根ズレ)によるリーダーの傷です。

根魚釣りは岩や海藻の周りをダイレクトに攻めるため、エギング以上にラインが障害物に擦れるリスクが高くなります。PEラインは擦れに非常に弱く、岩に少し触れただけでも簡単にプツンと切れてしまいます。そのため、仕掛けを回収するたびにリーダーの表面を指でなぞり、ザラつきがないかこまめにチェックしてください。少しでも傷を見つけたら、面倒でも必ず結び直すことが重要です。

エギングに戻る前にも念入りに点検し、万全の状態を保ちましょう。

ルアーの重量オーバーと力任せのキャストは厳禁

エギングロッドで重すぎる仕掛けを投げたり、力任せにフルキャストしたりするのは避けてください。

ロッドの許容範囲(適合ルアーウェイト)を超えた負荷が瞬間的にかかり、竿が折れる原因になるためです。一般的なエギングロッドは、3号〜3.5号(約15〜20g)のエギを投げるように設計されています。

気晴らしで遠くを探ろうと、30gを超えるような重いメタルジグやオモリを取り付け、力一杯振り抜いてしまうと、ロッドの反発力が限界をあっさりと超えてしまいます。タックルを流用する際は、必ず手持ちのロッドの適合ウェイトに収まるルアーやオモリを選び、普段のエギングと同じく竿の弾力を活かしてスムーズにキャストしましょう。

根がかりをロッドで無理に外そうとしない

根がかりしてしまった際、ロッドを力強く煽って無理やり外そうとするのは絶対にやめてください。

これはすべての釣りに共通する注意点ですが、根魚釣りは海底の障害物を直接狙う性質上、どうしても根がかりが頻発します。そこで焦って竿を強く煽ると、ロッドが真っ二つに折れたり、リールの内部ギアが破損したりする危険性が極めて高まるためです。

仕掛けが岩にガッチリ挟まっている状態で竿をバシッと強く曲げると、瞬間的に耐荷重以上の負荷がブランクス(竿の部分)の一点に集中してしまいます。軽く揺すっても外れない絶望的な根がかりの場合は、竿やリールで引っ張るのではなく、タオルなどを手に巻いてラインを直接掴み、真っ直ぐ後ろに引いて対処してください。

まとめ:釣れない6月のエギングは、根魚に癒やされて乗り切ろう!

イラスト。海中のキジハタとカサゴ。

デカイカ狙いとなる6月のエギングは、釣れない時間が長く精神的にタフな釣りになります。
しかし、直リグや小型メタルジグ、ダウンショットリグなどを状況に合わせて使い分けることで、確実にボウズを逃れることが可能です。

適度な張りとパワーを持つエギングロッドは、根魚釣りでも抜群の性能を発揮します。手元に伝わる小気味よい根魚の引きは、釣れないストレスを吹き飛ばし、心に大きな余裕をもたらしてくれるはずです。

気晴らしでしっかり魚の引きを楽しんだら、リフレッシュした気持ちで再びデカイカ狙いのシャクリに戻りましょう。

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